音痴なのを、親からの遺伝のせいだと思っていませんか?
たしかに音痴なのは遺伝の可能性もありますが、遺伝のせいだけではありません。歌は才能がなくても、誰でもある程度は上手くなることができます。
今回はその理由について解説していきます。
音痴が遺伝のせいだけではない理由
プロの歌手でも努力している
プロの歌手の方の中には、圧倒的な才能を感じさせられる方がたくさんいます。
- 宇多田ヒカルさん
- ドリカムの吉田美和さん
- EXILEのATSUSHIさん、など…
しかし、このような誰もが認める歌が上手いプロの歌手の方でも、生まれつき今のレベルほど歌が上手かったわけではないはずです。
誰よりも音楽に耳を傾けてトレーニングをこなし、日々ケアを行っているからこそ、素晴らしい歌声を出すことができています。
ですから、歌の上手さは生まれつきの才能だけで決まるわけではありません。同じように、音痴なのも遺伝のせいだけではないと言えるでしょう。
遺伝よりも環境
「歌が上手いかどうか?」は、遺伝よりも環境によって決まる部分が大きいと思われます。
たとえば、子供時代にピアノ教室に通っていた友達っていましたよね?
おそらく、その友達は音痴ではなかったはずです。ピアノ教室に通っていたことで、幼いうちから良い音楽に触れる機会が多かったからこそ、歌も上手くなったのでしょう。
つまり、これは言葉の覚え方と一緒です。
僕たち日本人は、日本人の親から生まれたから日本語が話せるわけではありません。日本で生まれ育って、周りで日本語を話す人たちに囲まれて育ったからこそ、自然に日本語が話せるようになったのです。
ですから、ピアノ教室に通っていなかったとしても、幼いころから自宅で良い音楽に触れる機会がたくさんあれば、自然に歌唱力も身についていたかもしれませんね。
音楽に触れた機会=現状
「もう子供時代には戻れないから、音痴は克服できない」とは思わないでくださいね。ましてや、子供時代に音楽に触れる機会を与えてくれなかった親のせいにもしないでください。
たしかに幼少期なら、親による影響は大きいでしょう。
しかし、小学校高学年以上にでもなれば、音楽を聞こうと思えば、いくらでも自分の意思で聞くことができたはずです。それを聞きながら何度も歌の練習をすることができたでしょう。
つまり、音楽に触れたきた機会の多さが、あなたの今の歌の上手さに比例しています。
だったら、今から音楽に触れる機会を増やしていけば良いと思いませんか?
歌の伸びしろ
今まで「音痴を克服しよう」と思って努力をしたことがありますか? 毎日自宅で音楽をかけながら歌ったり、一人カラオケに行って練習したことがありますか?
おそらく自信を持って「頑張った」と言えるほど、努力した方は少ないでしょう。
だからこそ、努力すれば、まだまだ歌は上手くなる可能性があります。誰にでも歌が上手くなる伸びしろはあるはずです。
一流のプロのミュージシャンになるには、血のにじむような努力に加えて、運も必要です。
しかし、周りに音痴だと思われない程度の三流くらいの歌唱力なら、毎日の習慣としてちょっと練習すれば、誰でも歌えるようになります。
周りに「上手い!」と思われる二流くらいの歌唱力なら、時間をかけて頑張って練習を続ければ、身に付けることができます。
どんな分野でも一流になるのは、とてつもなく大変ですが、二流・三流程度なら、頑張れば誰でもある程度はできるようになりますからね。
ですから、今からでも決して遅くはありません。音痴だからと諦めてしまえば、ますます歌は下手になっていきます。
「音痴を克服したい」「カラオケが上手くなりたい」なら、逃げずに積極的に音楽に触れる機会を作るところから始めていきましょう。
まとめ
今回は「音痴は遺伝のせいだけではない理由」について解説してきました。
- 遺伝よりも環境が大事
- 今から音楽に触れる機会を増やしていけば良いだけ
- 二流・三流なら誰でもなれる
今回の記事をきっかけに「これから頑張って音痴を克服しよう」と思ってもらえると幸いです。
また、音痴を克服するには、その原因を改善する事が第一歩です。音痴の原因は大きく5つに分けられますので、合わせて参考にしてみてくださいね。
