最近はJ-POPでもラップが使われている曲が多くなってきましたので、難しくて歌いづらく感じることも多くなりましたよね?
ラップは普通の歌とは歌い方が異なりますが、そのコツを抑えて練習しておけば、カラオケでもビシッとかっこよく聞かせることができます。
今回はラップの歌い方のコツを5つご紹介します。
ラップの歌い方 5つのコツ
ラップの特徴を抑えておく
ラップとは小節の終わりや初めの部分で韻(いん)を踏みながら、あまりメロディーをつけずに、リズムに合わせて語るように歌う歌い方です。
※ 韻を踏む:同じ音を持つ言葉やフレーズを繋げること
例えば「まるで 俺 風 だぜ」という歌詞なら、4つの言葉の終わりの母音が「あいうえお」の『え』で終わっています。
- まるでの「で」
- 俺(おれ)の「れ」
- 風(かぜ)の「ぜ」
- だぜの「ぜ」
この場合は母音で韻を踏む「母韻(ぼいん)」です。
日本語の歌詞の場合はほとんど言葉の終わりで韻を踏むパターンですが、英語の場合は言葉の初めで韻を踏むパターンも多くなっています。
なるべくラップ部分が少なめの曲を選ぶ
一口にラップと言っても、使われているのは曲ごとに多かったり少なかったりします。
全体がラップになっている曲、AメロBメロだけがラップの曲、サビの後の一部分だけラップの曲など様々です。
他の部分さえしっかりと歌い上げれば、少ないラップ部分は失敗しても笑ってごまかす事もできます。
しかし、ラップが多い曲でついていけないと途中で辞めたくなってしまい、聞いている側も苦笑いするしかなく盛り下がってしまうことでしょう。
ですから、まだあまり自信がない方は、なるべくラップの部分が簡単そうで少なめの曲から練習してみてください。
歌詞とリズムを覚える
ラップを上手く歌うために最も重要なのは、とにかく歌詞とリズムを覚えることです。

もちろんラップ以外の曲でも歌詞とリズムを覚えるのは重要ですが、ラップの場合は必須です。
先程もお伝えしたように、ラップはメロディー(音程)よりもリズムが重視され、いかに歌詞をリズムに乗せられるかがキモになります。
普通の歌と違って、ラップの場合は音に対して言葉が非常に多く入っています。
カラオケで流れるガイド歌詞のスピードも非常に速いため、歌詞を目で追いながら歌っても追いつきません。
なので、家や1人カラオケでリズムに合わせて歌詞を覚え、見なくても全て歌えるくらいになってからカラオケで披露してみてください。
これだけでもだいぶ上手く歌えるはずですよ。
アーティストのマネをしながら歌う
ラップにはメロディー(音程)の幅があまりありませんので、メロディー以外の部分でいかに表現するかが重要になってきます。
そこで、原曲を歌っているアーティストのマネをするつもりで歌ってみることをオススメします。
ライブ映像やPVを見て、声の雰囲気・言い回し方・強弱のつけ方など、とことんマネをしてみるだけで、なんとなく上手い雰囲気を伝えられます。
全部をマネするのが恥ずかしい場合でも、「ここ」という特徴的な所をマネするだけでだいぶ変わりますので、ぜひ試してみてくださいね。
エコーは抑えめにしておく
カラオケでラップを歌う時は、エコーを抑えておくほうが良いです。

エコーを効かせ過ぎると自分の耳にも響いてしまうので、言葉が早く続いていくラップは非常に歌いづらくなります。
また、聞いている周りの方にもリズム感が伝わりづらくなってしまいます。
エコーの調整はわざわざ前に出る必要はなく、端末でもできます。
ラップを歌う時に「エコーが効き過ぎているな」と思ったら、自分の順番の時だけ下げてしまいましょう。
まとめ
今回はラップの歌い方のコツをご紹介しました。
- ラップの特徴を抑えておく
- ラップ部分が少なめの曲を選ぶ
- 歌詞とリズムを覚える(最重要)
- アーティストのマネをしながら歌う
- エコーは抑えめにしておく
初めの内は大変に感じるかもしれませんが、慣れてくると同じ歌手の曲なら完全に歌詞を覚えなくても、なんとなくで歌えるようになってきます。
歌える曲のレパートリーを増やすためにも、ぜひ今回の内容を参考に練習してみてくださいね。