カラオケで得意の曲を歌っているはずなのに「どうもいつもと感じが違う」「うまく唄えていない感じがする」という経験は、誰しも一度や二度ありますよね。
『伴奏・マイクの音量・エコーの強さ』のバランスの事を音響バランスと言います。この音響バランスが崩れていることが、歌っている時に感じる違和感の原因です。
ですから、マイクの音量とエコーの強さのバランスをしっかり調整すれば、自分の歌声が一番上手に聴こえる環境を作り出すことができるでしょう。
今回はカラオケマイクの音量とエコーの設定について解説していきます。
カラオケマイクの音量設定はどのくらいにするべき?
マイクの音量は、カラオケの伴奏よりも少し大きめに設定するのがオススメです。
なぜなら、マイクの音量が小さいと歌っている時に自分の声が聴きとり辛く、正しい音程を取りにくくなってしまうからです。一緒に行ったメンバーにも、声量がなくて聴き取りづらいと思われてしまいます。
カラオケに行って、歌よりも伴奏を聴きたいという方はいないはずです。マイクの音量は、歌がしっかり聞こえる大きさに設定しておきましょう。機種にもよりますが、マイク音量は10~20ぐらいで調整してみてください。
みんなで盛り上がりたい時は伴奏も大きめで、それに合わせてマイク音量も上げる。一人で練習する時は、伴奏や歌声をしっかり確認するためにあまり上げない。このように目的や状況に合わせて調整してみても良いと思います。
ちなみに、デンモクで音量を上げても音が小さい場合は、機械本体の音量(レシーバーの音量)を調整するという方法もありますよ。
カラオケマイクのエコーについて
エコーのメリット
エコーを効かせると歌声が響くようになります。具体的には、このようなメリットがあります。
- 細かな声のブレをごまかせる
- 音程・リズム・ビブラートなどのズレを隠すことができる
エコーのデメリット
ただし、エコーはたくさん効かせれば良いというわけではありません。エコーを効かせすぎることによるデメリットが、こちらです。
- 響きが邪魔で歌いにくくなる
- 歌声がぼやける
- 滑舌が悪く聴こえる
歌いやすいエコーの設定は?
アップテンポの曲を歌う場合は、エコーが強すぎると声が重なって聴こえにくくなってしまいます。
逆にスローなバラードなどの場合は、エコーをやや強めにすると、声に伸びが感じられて心地良く聴こえます。
ですから、エコーに関しては、曲に合わせて実際に歌いながら調整してみるのがベストです。歌いにくく感じなければ、特に調整する必要はないでしょう。
エコーの採点への影響は?
基本的には、エコーを効かせたほうが上手く聴こえます。
しかし、カラオケの採点システムには、雑音とみなされて高得点が出にくくなる場合もあります。
ですから、カラオケで高得点を出したいなら、エコーは切るか抑えめにしてください。自分の素の声をしっかり拾う設定にするのが良いでしょう。
まとめ
今回はカラオケマイクの音量とエコーの設定について解説してきました。
- マイクの音量は、伴奏よりも少し大きめが良い
- エコーは、アップテンポの歌は弱め、バラードはやや強めが良い
- 高得点を狙うなら、エコーは切るか抑えめにする
ちなみに、マイクの音量とエコーは曲ごとの設定ではありません。あなたが調整すれば、あなたの次に歌う方もその設定で歌うことになります。
面白半分で極端な設定してしまうのはマナー違反です。

多少調整する分には構いませんが、極端にいじった時には、次に歌う方のために、一声かけて元の調整に戻すことを忘れないでくださいね。